つづきです。
優しい感じの女性霊媒師
『霊媒師』って何だか怖いですよね。
壺とか売られても困るし、大金を貢がされても困ります。
今までそんな存在を呼ばなければいけないような事はありませんでしたから、慎重に探しました。
有名なお寺があるので相談に行きましたが「お寺は一時的なモノだから」と断られたので、いろいろな方に事情を説明して、
『何か良い方法があれば紹介してください』
と情報を探しました。
どの人も何となくピンときませんでしたので、自分でも必死に探し、何となく『この人だ』と思う人に自宅まで来てもらう事になりました。
優しい感じの、とてもキレイな女性でした。
霊媒師が『この子スゴイ!』と絶賛していた
当日、私を邪魔するようなトラブルが自宅駐車場で起きてしまい、約束の時間から30分ばかり、まだ幼かった息子と二人で家で待ってもらう事になりました。
今思うと、見知らぬ人を家に入れて、息子と二人で待っててもらうなんて危ないですよね。
幸い、超人見知りの息子が、その女性になつきましたし、もちろん怪しい感じは1mmもなかったので、駐車場で起った事態の対処にやむを得ませんでした。
ようやく家の中に戻ると、霊媒師の女性にいきなりこう言われました。
『この子、スゴイですね。相当な立場の過去生を持っています。
だからこの子を守ってくれている存在がたくさんついています。
どうやら、それが見えているみたいなんです。
ものすごく守られていますよ。』
当時3歳半だった息子を見て、この女性はまず先にこう私に言ったのです。
その後、家の状況や私や夫の過去生をいろいろと見てくださり、最後にこう伝えてきました。
『この家は悪い霊はいないのだけどね、重い念があるわよ。
その念は身内の方の念みたい・・・・。亡くなったご先祖ではない感じでね、おそらく、生きている身内の人よ。
なんだろう・・・すごく強い念で心配しているの。
・・・・・この念は男性みたいですよ・・・
息子さんも、それも感じ取っちゃっているみたい・・・・・。
生霊ってやつなんだけど、生霊って強いのよね・・・・。』
・・・・っと。
生霊を祓うには自覚してもらうしかない
霊媒師さんには、義父の話しなどしていませんでしたので状況をすべてお話ししました。
すると、生霊についてこう説明をしてくれたのです。
- 本人が無意識で念を飛ばしている場合が多いこと。
- 本人が念が飛ばないように意識しなければ止められないこと。
- 霊媒師という存在でも、なかなか祓えないということ。
- これを回避するにはどんな思いがあるか聞いてあげ、伝えるべきことはハッキリ伝えること。
義父は健在です。
話したところで、納得する義父ではありませんので「祓えない」という結論は、私にとっては恐怖でしかありませんでした。
でも、本人に言わない限り止まらないということでした。
霊媒師さんに言われた事を信じたくなくても、それ以外のことで言い当てられており(実母の過去の話しなど)生霊に関する話を受け入れざるを得ませんでした。
ちなみに。
息子には聖水というものを飲ませるようにとよくわからないお水をおいていかれました。
今思うと、良くそんな得たいの知れないものを飲ませた・・・と思いますが、1、2滴息子の飲み物に垂らすだけでいいと言われ、それを飲ませると、3歳半まで泣き叫んだ夜驚症が、その日の夜から止まりました。
あれだけ毎晩2回は暴れ泣き『苦しい、止めろ』と叫んでいた息子がスヤスヤと眠るようになったのですから、義父問題は解決できなかったとはいえ、霊媒師さんの言葉を信じるしかありませんでした。
生霊は未だに続いている
生霊は、生きている人が飛ばしているので、24時間365日念が飛んできているわけではないそうです。
でも、義父の念はあれから15年経つ今でも飛んできています。
霊媒師さんに言われてから15年間、別の“勘”が鋭い人たちから
『なんだか重い念がある。怨念に近いくらい強い』
と言われることが続いています。
霊媒師ではなく、単純に勘が鋭い人達から言われています。
『他人ではなく、身内の念で、生きている感じ・・・
でもすごく重い・・・気を付けて』
と、義父の話しを知らない、わが家の事情も知らない人達が私に言うのです。
時にはマッサージやエステに行った時に私の身体を触った早々にこういう人もいましたし、
知人を通して知り合った占い師という人にも言われました。
短期間だけ働いた会社の社員さん(私の事など何も知らない人)にも言われましたし、息子の学校関係のママ友にも言われました。
結婚生活20年。
いろいろありましたが、義父とも普通に話す仲になりました。
義父の心配である、自分の将来と同居の話しは相変わらずしてきますので、もしかすると根本的に私のことを恨んでいるのかもしれません。
だとしても、何人に生霊の存在を告げられた事か・・・。